雑誌「季刊エス」「SS(スモールエス)」がパイ インターナショナルから発売されます
株式会社パイ インターナショナルは1971年に創立し、「魅力ある文化・優れたクリエイターと、世界との懸け橋でありたい。」を基本理念として、世界の多様な美しさを集めたビジュアルを中心とした本を数多く出版してきました。
季刊エスは2003年に漫画・イラスト・アニメ・ゲーム・映画・舞台・写真など、クロスジャンルな世界を紹介しながら、物語とビジュアル表現をレポートするストーリー&キャラクター表現の総合誌として創刊。2005年には、イラストのメイキング&投稿マガジンとしてスモールエスが創刊されました。
ビジュアル書籍の企画発行を得意とするパイ インターナショナルより、創刊から20年近くにわたり数多くのクリエイターに親しまれ支持されてきた「季刊エス」「SS(スモールエス)」を発行することにより、クリエイターを目指して作品を作り続け、プロフェッショナルを目指す人たちに向けた一気通貫のサポートとコミュニティの創造を実現できると考えております。
https://pie.co.jp/
■メッセージ
株式会社パイ インターナショナル 代表取締役社長 三芳寛要
今回、エス編集部と一つになろうと決めた理由は、エス編集部メンバーからの「イラストで人生を切り拓きたい人たちのコミュニティを守りたい」という言葉を聞いたことでした。「季刊エス」「スモールエス」は、同じ志を持つ仲間が集まり、切磋琢磨するなかで、やがてはプロフェッショナルとして活躍できるまでに育つような土壌を持っています。それは、日本の文化を支える礎と言えます。
一方パイ インターナショナルは、クリエイターを応援する出版社として、多数のイラスト作品集を、日本だけでなく世界中に紹介してきました。その中には雑誌「季刊エス」「スモールエス」を通じてイラストを学び、やがてパイで作品集を出版することとなったイラストレーターが何人もいます。
これまでは別々に動いていたエス編集部とパイ編集部が一緒になることで、これからは「エスへイラストを投稿することが、世界へ羽ばたくイラストレーターへの第一歩となる」というビジョンを進化させます。
絵を描きはじめたばかりの初心者も、絵の仕事で成果をあげてきたプロも、自分の生み出した作品で世界中の人とつながる。それは表現で結ばれたコミュニティです。これからの私たちの活動にご期待下さい。
季刊エス・SS編集長 天野昌直
エス編集部は、キャラクター&ストーリー表現の総合誌というキャッチコピーで、長きに渡ってイラスト表現を見つめてきました。前身となる雑誌を刊行していた90年代後半は、イラストが仕事になる舞台は少なく、漫画とイラストレーションの間にあるような作風の作家たちは、どこで活躍したら良いか悩む時代でした。
しかし、そのような場に置かれた表現者こそ、なんとか道を切り拓きたいと願うゆえに、ボルテージが高いものです。もとより、居場所がないということは独自性も強い。そんな作家たちが、新機軸のクリエイターとして、イラストを一大ムーブメントに発展させるさまを、私たちは目の当たりにしてきました。取材した作家さんたちだけでなく、イラストを投稿してくれた「絵を描く読者たち」が、私たちに新しい発見や、表現の未来を示してくれています。
この度、国際的にクリエイターを支援するパイインターナショナルと一緒になることで、イラストの世界をより一層、皆様にお届けできると感じております。今後とも、よろしくお願いいたします。
■記念イベント
季刊エス・スモールエス応援イベント「イラストフェスSP」開催
今回の新体制に併せて、応援イベント「イラストフェスSP」を7月28日(金)から8月6日(日)にかけて、原宿のデザインフェスタギャラリーにて開催。「イラストフェスSP」は季刊エスとスモールエスの関連作家の作品が一堂に会する展覧会です。期間中はクリエイターによるイベントも開催いたします。
みなさんから募ったお祝いメッセージも展示します!
開催期間:2023年7月28日(金)〜8月6日(日)
場所:デザインフェスタギャラリー EAST101(東京都渋谷区神宮前3丁目20−18)
※詳細は後日案内いたします。
■SS(スモールエス)vol.72・vol.73を電子化
以降も順次電子版を配信していきます
ながらく配信予定とお伝えしていた、SS(スモールエス)が電子書籍でも読めるようになります!
おしらせから時間がかかり、ご心配おかけしました。
7月20日より発売される「SS(スモールエス)」vol.74も配信されます。
配信日は決まり次第おしらせします。
SS(スモールエス)vol.72・vol.73電子版・配信予定日:2023年7月20日(木)
Kindle、kobo、DMM.com、honto、Apple Books、BOOK☆WALKER、他で配信予定
今後とも季刊エス・SS(スモールエス)をよろしくお願いいたします。