ペンタブレットdeアート投稿コンテスト・歴代グランプリ受賞者インタビュー
えむけーさんは５回目のコンテストでグランプリを受賞されました。
応募作品は、ふした瞬間を切り取った少女の表情や斜めの構図が印象的。
「3014年未来旅」という作品タイトルや、女の子が望遠鏡を持っているところ、手前の猫風宇宙人など、物語を感じられる作品でした。
えむけーさんの作品の魅力と、手がけられているお仕事、お仕事をもらうようになったきっかけなど、お話いただきました！

 

えむけー　インタビュー

──ペンタブコンテストへお送りいただいた作品について。お送りいただいた作品のお気に入りポイントを教えてください！
えむけー　このイラストを描く時にキャラクターから描き始めたのですが、
服に落ちている木の葉の影を乗算で落としてみたときに、全体の雰囲気が決まったので気に入っています。
それとイラスト全体を傾ける表現をはじめてやってみて、自分で言うのも何ですが、
結果的に良い感じに空間が表現できましたし、 偶然地面に落ちたカメラが撮ったような、何気ないワンシーン感も気に入っています。

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──コンテストに投稿された当時と現在の作品を振り返っていただき、変化されたことを伺いたいです。

えむけー　作業面では、線画作業をSAIに移行しました。 Photoshopより綺麗に線が引けますし、何より早いです。
着彩は昔から慣れているフォトショップから離れられません。
色は昔よりもう少しわかりやすく彩度が高く綺麗な色を選んでいるような気がします。

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えむけーさんが担当した『BRAVELY DEFAULT PRAYING BRAGE』（スクウェア・エニックス）の可憐なエリート部隊“花騎士”５人の水着バージョンイラスト。普段と違う水着姿が新鮮で美しい！© 2012-2016 SQUARE ENIX CO., LTD. ALL Rights Reserved.

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──仕事面や絵を描く環境で変化しことも伺いたいです。挿画を描いた『みツわの』がアニメ化されたり、
ブラウザゲーム「BRAVELY DEFAULT PRAYING BRAGE」のキャラクターイラストを描くなど、活躍される場が増えてきているなと感じます。
そこで、お仕事関連で、お声がかかる転機となったな、と思う出来事や作品を教えていただけますでしょうか？

えむけー　仕事が増えるにつれて、もっと可愛い女の子を描けるようになろうと日々試行錯誤です。
仕事の転機となったのは、やっぱりペンタブレットdeアート投稿コンテストでグランプリを頂いて、
そこから『みツわの』などイラストのお仕事をもらいはじめたので、転機と言うと、コンテストですね。
そこからの色々な繋がりができて、今も仕事できていると思います。
『みツわの』のアニメ化は本当に作者様のお陰で、そこに乗っかってしまったという感じです。
生活面では、東京に引っ越したのですが、あまり名古屋にいた頃と変わりません。基本外に出ないもので。
…しいて言うなら猫が飼えるようになったくらいでしょうか。

えむけー　女の子を描くときは、一番脚に力を入れます。 いい感じに曲線が引けたときは嬉しいです。

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タイトル「宇宙ステーション」。大きな犬をお供に旅をしている女の子。見上げる空に何があるのか、とても気になります。フカンで描かれた広がる風景の緑色がみずみずしく、澄んだ空気を感じる１枚です。

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──１枚の作品はどのくらいの時間で制作されていますでしょうか？

えむけー　イラストの制作時間はホントにバラバラで、気分が乗っているときと乗ってないときでは、全く違います。
ペンタブコンテストに投稿したイラストは２日で仕上がりました。

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──最後に、これから描いてみたい絵の題材やモチーフ、またはお仕事や活動で取り組んでみたいことを教えてください。

えむけー　これからはもっとオリジナルのイラストを増やしていって、
自分の中の世界観をもっと固めていきたいです。 あと、ぬいぐるみのデザインとかもしてみたいですね。

──お話くださりありがとうございます。ご活躍も楽しみにしております！

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